■第13回《10代、20代の皆さんが考える人生設計》
2019年6月3日に金融庁の市場ワーキンググループの報告書に記載されていた通称《2000万円問題レポート》
そのレポートで改めて注目された《家計》の話について、10代、20代の皆さんが考える人生設計についてお伝えしていきたいと思います。
《第13回》万が9999と万が一Part3
今回のテーマも『万が9999と万が一』ということですが10代、20代の若いうちは万が一のことを具体的に考える方は決して多くないと思っています。
この記事を書いている40代目前の私もそうでした。
若いうちのリスクについて
学生生活が終わり、社会人になりたて~30代くらいまでで独身のうちに考えられるリスク、それは病気やケガで働けなくなるリスク（治療費などの支出が増え、収入を得られなくなる場合）が考えられます。
私の友人・知人では20代の若気の至りで事故に遭い、半身不随になってしまった高校時代の友人や親せきがいます。
29歳で結婚式を挙げ、その1か月後に子宮がん（ステージⅡb）を宣告され子宮全摘出を選択した女性もいます。
それらは「万一」という言葉の通り、いつ誰にくるかは分からないことです。
万が99999と万が一は表裏一体
例えば、社会人になり自動車を購入したとしましょう。銀行に相談に行き自動車ローンを組み、素敵なマイカー生活が始まります。
最近は特に都心部に住む方はマイカーを持たない方も増えてきていますが地方では車は必須ですし、マイカーを持つことって、やっぱり「大人になった感」があったりしますね。子供の頃から夢見ていたシーンの1つである人も多いかと思います。
しかし、対人事故を起こしてしまい、相手もケガをして、自分も重症を負ってしまった場合・・・。
事故の状況により過失割合なども異なるので一概には言えませんが、相手の治療費や相手の車の修理費用など「賠償費用」が発生します。自分のケガの治療費や遺失利益（将来得られるであろう収入のなかで事故により失われた分）なども発生するかもしれません。またそのような状況でも自動車ローンが残っているかもしれません。
レバレッジ
投資の世界でよく使われる言葉ですが少ない資金で大きな金額の取引を行うことをいいます。
自動車ローンで言えば、毎月数万円程度の支払をすることで数百万円の自動車（資産）を手に入れることができます。
『資産』を手に入れることで『それを原因としたリスク』も何かしら発生していますね。
就業不能保険とは・・・
様々なタイプの保険商品がありますが、一般的な就業不能保険のプランニングは、公的保障ではカバーできない部分に備えるよう設計します（下図参照）
おカネの仕組みを知って、資産形成上手になろう！！続きは次回・・・
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