井口貴夫 ~こちら側/向こう側~ 8月のまちかどアートギャラリー
沼津さんさん通り「まちかどアートギャラリー」では、8月の展示として「井口貴夫 ~こちら側/向こう側~」を開催いたします。
この夏、街角が、生と死、政治的な分断、人間の心の中にある思考と現実など、越えられそうで越えられない2つの世界とその境界をテーマにしたアート空間へと変わります。本を食い荒らす「紙魚」のように、境界という紙を食べながら「こちら側」と「向こう側」を行き来するような作品群は、訪れる人々に新たな発見と感動をもたらしてくれるでしょう。
ぜひ、この特別な夏の出会いを、沼津のまちかどでお楽しみください。
アートが生まれる舞台裏
まちかどアートギャラリーに作品が並ぶまでの設営は、まさにアートの魔法が生まれる瞬間です。
アーティストと私たちスタッフが、一点一点の作品を大切に運び込み、それぞれの魅力が最大限に輝くように丁寧に配置していきます。空間と作品が心地よく響き合うよう、細やかな調整を重ねながら、ひとつずつギャラリーを作り上げていくんです。
この準備のひとときを経て、作り手の想いが息づく、特別な空間が完成します。
【展示作業中!】井口貴夫さんのタペストリーを、一枚一枚丁寧に飾り付けていきます。設置していきます。ギャラリーにアートが息吹を吹き込むこの瞬間は、まるで魔法のよう。
【展示作業中】作品の配置やバランスを確認しながら慎重に設置中です。屋内外のスペースを活かして、作品の魅力が引き立つ空間をつくるため、最終調整を進めています。
【展示完了!】無事に全ての設営が完了しました!この夏、井口貴夫さんの美しいアート作品が皆様をお迎えします。ぜひ「まちかどアートギャラリー」で、作品の世界をご堪能ください!
井口貴夫氏プロフィール
静岡県沼津市出身。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2020年まで神奈川県の高校で美術教員を務め、退職後は静岡県内を中心に個展やグループ展を多数開催。芹沢光治良記念館ギャラリー、みしまプラザホテル、ららぽーと沼津の沼津コートなどで作品を発表している。原泉アートデイズなど、地域のアートプロジェクトにも参加。
まちなかで感じるアート OPEN!NUMAZU
沼津市ホームページ「まちが、 ひらいていく。」(PDF) より
さんさん通り沿いにある「まちかどアートギャラリー」を併設した保険カンパニー、吉野エージェンシーの吉野さんは、アートがもつ可能性に注目している。「人の気づきやこれまでと違った発もつきっかけになる。経営もアートですね。ギャラリーでは、発表の場を求めているあらゆる層の方の作品を、なるべく多くの方にみてもらいたいと考えています。歩いてみて見えるまちの楽しさも感じてもらいたいですね。」
沼津のまちなかには、さまざまなアートを気軽に鑑賞することができるストリートギャラリーがある。 通りに面したギャラリーは、いつでも、誰でも、日常的にアートに触れることができる。
アクセス:まちかどアートギャラリー(吉野エージェンシー)